春のお彼岸
2021/03/18
春のお彼岸
昨日から7日間春のお彼岸になりました。
お彼岸とは春分の日と秋分の日を中日として前後3日間のことをいいます。
仏教では私達が生きているこの世を「此岸」、あの世を「彼岸」と呼び、あの世では欲や迷いから解放される仏様の世界とされています。彼岸は西の方角にあると考えられている為、太陽が真西に沈む春分の日と秋分の日があの世に最も通じやすい日と考えられているそうです。そのため、ご先祖様と向き合うのに適しているとされ家族で墓参りをするなど、ご先祖様に想いを馳せる期間となってきました。
お彼岸にお供えする物として「ぼたもち」や「おはぎ」が代表的ですがこの2つ、実はほぼ同じ物。春に咲く牡丹の花からぼたもち、秋に咲く萩の花からおはぎと呼び名が変わり、春はこしあんで秋はつぶあんで作られることが多いよう。でも材料は同じなんですね☆お供えの花の定番にも菊があります。菊は花の中で最も格式が高いとされています。皇室の紋章も菊ですもんね。白い菊を供えるのは白があの世への旅立ちの色とされているからだそうです。白装束がその代表ですよね。西洋化が進む前は喪服も白だったという話も・・・。
ご先祖様が好きだった食べ物やお花を供えればいいと個人的には思っていますが定番にはちゃんとした意味がありました。今後は少し参考にしたいと思います。