土砂災害
2021/07/15
土砂災害
毎年梅雨から初夏にかけて河川の氾濫や土砂災害のニュースをよく見ます。そろそろそんな時期になってきてしまいました。特に山に囲まれた盆地などでは昔からそのような災害が多かったようです。甲府盆地で有名な山梨県も例外ではありません。
その昔、何度も氾濫を繰り返す釜無川の災害を防ごうと立ち上がったのが武田信玄。斬新な治水工事を行って1559年に完成させたという「信玄堤」は有名です。川の流れをまっすぐにしたり、水流を二分したりと、当時としては画期的な方法でした。しかも完全に防水をするのではなく、決壊することを前提に設計されているとのこと!予定している場所にあえて水を溢れさせることによって人々が暮らしている地域では決壊しないように工夫されているのだそうです。現代でも地下に水を逃がす施設があり、その発想が素晴らしいものだと証明されています。治水対策は勿論災害対策としては重要ですが、被害を出さないためにはまず私達一人一人が自分の身を守れるよう日々準備をすることが大切なのかなと思います。
とはいえ、17年もの期間をかけて素晴らしい堤防を造り上げた武田信玄に敬意を表して・・・写真は武田神社の御朱印でした☆